ブックタイトルFのさかな30号 飛魚(とびうお) 2014年 冬
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日本のさかな文化を能登から発信するフリーマガジン
糖化をふせぐ大人の食育酸化と糖化酸化とは、呼吸や紫外線、排気ガス、喫煙、ストレスなどで発生した活性酸素が肌や体の老化を進めてしまうこと。これらを防ぐ為には、ビタミンやミネラルに多く含まれる抗酸化物質を摂ると良いと言われています。一方、最近注目されてきた糖化というのは、必要以上に食事から糖質を摂ると、余った糖が体内のたん白質と結びついて細胞がかたくもろくなり、強力な老化促進物質を作ります。糖化すると起こる身体の変化細胞が糖化すると、肌の色はくすみ、透明感がなくなります。しかも糖化した細胞は一生糖化したまま。時間の経過とともに、最終糖化産物という処分に困る産業廃棄物のような存在となり、活性酸素を発生させ、体のあちこちでサビが進行していきます。骨疽しょう症や糖尿病のリスクを高め、最悪の場合は動脈硬化などを引き起こします。疲れたとき、甘いものは低血糖を招きます チョコレート、クッキー、キャンディーなど甘いものやせんべい、スナック菓子は、原料が糖質のため、血糖値を急激に上げてしまいます。一気に上がったものは急いで下げようと、インスリンが大量に分泌されて、血糖値が急降下するため、血糖調節のコントロールが不安定になる低血糖が起きると、脳のエネルギーも一緒に低下していき、眠気、集中力低下、疲労感などの自覚症状があらわれます。ランチのあとの眠気ランチのあと、強烈な眠気に襲われるのは、ランチのメニューが糖質過多だったせいで低血糖が起きているのです。本来、血糖値は、ゆるやかに上がって、ゆるやかに下がるものですから、激しいアップダウンによって心身にさまざまな影響を与えます。下がった血糖値を上げるために分泌されたホルモンが起こしたイライラや不安感を抑えるため、また甘いものを食べると血糖値の乱高下が起きて眠気やだるさ、イライラや疲労感をくり返すという負の連鎖になります。1 ゆっくり食べる2 食事は抜かない3 GI値の低いものを多く摂る。※GI:グリセミックインデックス血糖の上昇スピードを数値化したもので、60未満が望ましいとされています。4 食べる順番に気をつける ①副菜……野菜、酢の物血糖値の上がるのがゆるやかになり、インスリン分泌もすくなくてすみます。また、酢には、糖の吸収をゆるやかにする働きがあります。 ②主菜……お肉、お魚 ③主食……ご飯5 炭水化物を摂りすぎない6 食べ過ぎない7 ストレスの回避、解消8 適度に運動する。9 抗酸化物の摂取 (例)ビタミンA・C・E、ハーブ類)糖化対策(抗糖化)Fのさかな Vol.30 18